最近発売されるほとんどのデジタル一眼カメラには動画撮影機能がついています。本来はただのおまけ機能ですがスチルカメラ特有の大判撮像素子のおかげで通常のビデオカメラよりも美しい映像を撮影することができます。
そんな映像業界のデジイチブームにのっかって購入したのがLumixのDMC-GH2。

デジイチといえばCanonの5DmarkⅡが定番ですが僕はこのGH2を気に入って使っています。
5Dの特徴はフルサイズの撮像素子による浅い被写界深度、広いダイナミックレンジそしてEOSムービー独特の映画的質感。
一方GH2はマイクロフォーサーズセンサーのため5Dほどの画質はありません。ですがスチルカメラでありながら動画撮影を主軸として作られている為、他のデジイチよりも操作性が良い、望遠がきく、適度な被写界深度、長時間記録可能などの特徴があり慣れればビデオカメラ感覚で使えます。
ざっくり言ってしまえば5Dは映画やCM・ミュージックPV・イメージなど作品的な映像制作に向いており、GH2は企業系VP、記録補助などに向いてるのではないかというのが僕の個人的な感想です。
なので現状僕の仕事内容から考えるとGH2が最適だということです。
素晴らしい能力を持っているGH2ですが最大の欠点はその小さすぎるボディ。やはりまだまだ小さなカメラではクライアントさんに不安がられます。見栄えが良いというのもカメラの大事な能力なのです。
今ではデジイチ用にマットボックスやフォローフォーカスなど見た目をゴツく見せる様々なリグが販売されています。ですが高い!こういったリグを揃えるならGH2のビデオカメラ仕様であるAF105を買います。
というわけで前置きが長くなりましたが今回は予算をかけずに持ってる機材でGH2のリグを作ってみました。
こんな感じです。

かなり立派な姿になりましたね。
土台となっているのはSONYのショルダーサポーター、その上にビデオグリップハンドルを乗せています。
今回新しく購入した機材はこのビデオグリップハンドルのみで4,000円ほどです。
前部にはマットボックスとしてZ5jのワイコン用フード。
そして後部左側にはHDMI出力の映像をprores422で記録出来るATOMOSのNinja。

デジイチは音声入力がフォンジャックしかないため音は別のレコーダーに入れるしかありません。
後部右側プロテックのFS−205が強力なリミッター機能で音割れをふせいでくれます。
そしてその音をZOOMのH4nで収録。FS−205にはサブアウトもついているのでバックアップとしてNinjaでもパラ収録。Ninjaの音が問題なければ後で同期させる必要も無し。
不安定に見えますが、かついで振り回しても落ちることはありません。

そして一番大変だったのがマットボック用のホルダー、ホームセンターで買ってきたスチールプレートを金ノコで切ってスライドできるようにしてあります。

はっきり言ってこのマットボックスの目的のほとんどは見た目です。撮影時は正直邪魔です(笑)。
ですがこのマットボックスがあるかないかで撮られる側のテンション、緊張感も変わってくるため人物撮影時には必須といえるでしょう。
今回のリグ作りは予算、見た目、実用性などバランスよく出来たのではないかと自分では思っています。
現状は記録ものの撮影が多いためしょうっちゅうは稼働しませんが、制作ものの仕事は今後これで撮影していこうと思います。
- 2012/04/07(土) 20:16:25|
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2月11,12日に長久手文化の家で行われた演劇イベント劇王Ⅸの撮影です。

劇王は20分の短編演劇を連続して上演し観客と審査員で票を入れ劇作家のチャンピオンを決めるイベントです。
今年で9回目を迎えるのですが何と第1回から9回連続で撮影をさせて頂いています。
4年連続劇王の鹿目由紀さんが殿堂入りし劇帝となられたため新劇王を決める大会となりました。
今回はメインカメラと固定カメラの1人2カメ撮影。固定カメラといっても完全な固定ではなくズームリモコンと電動雲台を使いリモートコントロールしています。


動かすのはせいぜいロングからミドルサイズ程度で流石にアップまでは寄れませんが、この程度のサイズ変化でも映像にリズム与え、見やすさと面白さは格段に上がります。もちろんリハーサルを見た上で ある程度役者の動きを頭に入れておくことが前提の撮影方法です。
音声は舞台上にバウンダリーマイクを設置し、ハイパーリミッターを経由してメインカメラへ。演劇は基本生声ですから音声収録は大変重要です。この会場も9回目ですから会場スタッフさんとの連携も慣れたものです。


そんなこんなで今回劇王となったのはオイスターズの平塚さん。
来年は10回目ということで今までの歴代劇王と全国の劇作家が集まり総勢16団体のお芝居が上演されます。いずれも上演時間は20分で大変見やすいイベントですから今まで演劇に興味がなかった方にもお勧めです。